無人島放浪記2



無人島放浪記1から読んでね。





出発

準備は揃った。いざ出発!



ってどこから?



フェリーでついた目的の無人島に一番近い島の港。

目的地は島の反対側から900M弱



うわーしんど!

反対まで歩いて行くん?



って思って歩いてたらすぐやった。

っていうても40分は歩いた気がする。

テントやらボートやらいろいろ抱えて。



荷物が重いのなんの(泣)



そして記念すべき出発点にやっと到着。

到着点はただの海岸。岩ばっかり

看板には「遊泳禁止」の文字が。



でも遊泳とは泳いで遊ぶことを指すよね?

俺らは泳ぐことを楽しむのではなく泳ぐことは手段の一つであって

キャンプすることが目的。それが楽しみ。

だから泳ぎは遊びではない。だから俺らには当てはまらないのだ。



とまぁくだらないことを考えながら水着に着替えた。



着替えたらボートを膨らます。

付属の空気入れる黄色い踏むやつで。

みんなで「シュコシュコシュコシュコシュコシュコ..........」

「シュコシュコシュコシュコシュコシュコ................」

「シュコシュコシュコシュコシュコシュコ................」



終わるのか?って思いだしたころにやっと完成。

さすが2万円のボート。でっかいね。



海に浮かべて浸水式。

手にはコーラ。

「乾杯!」



映画で見た場面を思い浮かべながらコーラをボートにぶっかけてみた。



「ひゃっほう!」



ベタベタする。←当り前

ちょっと後悔

みんなに怒られた。



戦いの前の休息。

そう俺らはこれから900M弱を泳いで渡る。

900Mなんてすぐや!って思ってる方います?

俺もそう思ってたのよ。

プールでは1000M泳いだこともあるし。

でも海とプールでは全然違う。

なにより恐い。足が底につかないのよ?

下は何も見えないのよ?

それにちょっと前に瀬戸内海で鮫が出たってニュースもしてたし。



不安を抱えながら泳ぎ出す。



出発して1分もたたないうちにKが騒ぎ出す。

「蛸や!蛸や!蛸見つけたで!」

そして捕まえる。素手でわしづかみ。





スッゲー!



お前は何者や!って思いながら蛸をボートに乗せる。

もちろん無人島についてから食べるため。

ボートに載せられた蛸は大暴れ。

そこら中にスミを吐きまくり

みるみるボートは真っ黒に。



そして..............................逃げた。



俺はボートを漕いでたから見てただけ。←なんかしろ!



「蛸が逃げたぞー!」

再びKの出番。

「まかせろ!」

潜って再びわしづかみ。





すっげー!



なぜ2回も素手でわしづかみができるのだK。

お前は天才や。サバイバルに強すぎる。

そしてなぜ2回も捕まるのだ蛸よ。

お前は馬鹿か?それでも野性の生き物か?



と蛸を眺めてボートを漕いでいるとまた蛸が逃げた。

頼む!K

しかしKの努力は虚しく蛸は逃げてしまった。

がっかりするK



俺らに残されたのはスミだらけになったボートのみだった。

蛸食いたかった。←俺は見てただけやけどね。






俺らのボートは一応2人のり。がんばれば4人乗れると思う。

でもテントとか食糧を載せるといっぱい。

しかたがないので一人がボートを漕いで後の3人は泳いでいる。



最初ボートを漕いでいたのは俺。

ボートって難しいわ。まっすぐ進まないし。

泳いだほうが早いし。



しばらく漕いで慣れてきてもやっぱり泳ぐより遅い。

しかたがないので泳いでいるやつが順番にボートを押すことに。



しばらく泳いでいると向こうから船が。

海も道路と一緒やねー。車の変わりに船が走ってるわ。

とノンキに構えていた俺。

車と違うところはブレーキが効きにくいこと

そう俺らと船が同じ近付いたらスクリューに巻き込まれるかもしれない



「えらいこっちゃ!」

俺らは船に向かって手を振り続けた。

「おーい!ここに人がいるぞー!引かないでくれー」



船の人から見たらただの馬鹿やね。

でも俺らは必死やった。

「死にたくねーよー!」



そして通りすぎた船。

クルーザーレベルの船でさえ通り過ぎた後の波が激しかった。

タンカーなんかきた日にゃどうなるの?って思ってたらタンカーがきた。



「おーい!ここに人がいるぞー!引かないでくれー」

再びみんなで大騒ぎ。

でも今回はちょっと離れた所を過ぎていった。

ほっとする俺ら。

でも余波はきつかった。



バッシャーン。←波

グラグラグラグラ。←ボート

あわわわわわわわ。←俺



あんなんに近くを通られたらどうすんの?

って思いながら泳ぎを続けた。



泳いでる時は下が恐かった。

無駄にジョーズとかが登場する場面を思い浮かべる。



ブルブルブル..........

寒気がする。

くだらんことをかんがえるのはやめておこう

体に悪い






俺は目が悪い。コンタクトか眼鏡がないと何も見えない。



この頃はずっとコンタクトにしていたんやけど

俺が使ってたコンタクトは使い捨てではなく2年間使用のやつ

無くしたら一大事



ということで俺は泳いでいるのに眼鏡をかけていた。



そして泳いでいると眼鏡が突然ぽろっ

落ちた。



「なんでやん!」

突っ込んでみた。でも誰も相手してくれない。

寂しいなー



そんなことをしている暇はないので

「眼鏡。眼鏡。」横山やすし並に眼鏡を探す。

落下する眼鏡を焦りながらなんとかキャッチ。



良かったー。眼鏡がないと何もみえない。

そして眼鏡を見ると横のフレームが割れてた。

しかたがないのでガムテープで修理。



グルグルグルグルグル。



ガムテープをめちゃめちゃ巻いたった。

そのおかげでえらいみすぼらしい眼鏡に(泣)



ガムテープのおかげでバランスが悪くなり酔いそうになってくる。

泳いでて酔うってなかなかない。

貴重な体験が出来て結果オーライ。




視点が定まらない眼鏡をかけながら泳ぐこと5時間ぐらい。

やっとこさ島に到着。



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