無人島放浪記4



無人島放浪記1から読んでね。





2日目の昼

暇やった俺らは島を一周ぐるっと泳いでみることにした。



二人一組みに分かれて泳いでみる。

片方の組が泳いでいるときは暇や。



俺はKとTが泳いでいる間ボケーっとしてた。



ボケー



とにかく無人島は暑い。

喉が乾く。

そして水を飲む。



グビグビグビグビグビグビ..........

グビグビグビグビグビグビ..........

グビグビグビグビグビグビ..........





プハー。うまい!

水はたしかにうまいけどものすごくヌルイ。

いや熱い。



そらそうや。日差しのきつい砂浜でずっとほっぽりだしてるんやからね。

しかたがないので打開策を考えた。



うーむ。



せや。海で冷やそう!スイカ割りするとき海で冷やしてるやん。

やるやん俺。ナイスアイディア。←基本かもしれんけどね。



ポチャン

海につけてみた。



ザザー。←波

コテン。←ペットボトル。

ガッデッム!←俺。



フタ閉め忘れた。

そくざにペットボトルを救出。

ちょっとしょっぱい。

でも大丈夫か。



今度はちゃんと蓋を閉めて海につけた。

しばらく待ってみるとちょっとは冷えてる。

ふむ。



なかなかの美味。ちょっとしょっぱいけど。



そうやって遊んでる間にTとKが帰ってきた。



ほな俺らも行ってみるか!

俺とSは旅立って行った。





高校時代俺はバスケ部、Sは水泳部やった。

やからSは泳ぎがうまい。俺も水泳は習ってたのでSに勝負を挑んでみた。



俺 : 「あそこの岩まで競争しようぜ。」

S : 「ええよ。ほなヨーイ・ドン!」



バシャバシャバシャバシャ



Sは無敵なほど早かった。

S : 「遅いなー」

俺 : 「ムカーっ!」



ホームシックにかかってたくせに生意気な!←ジャイアニズム

でもくやしいがどうやっても勝てないので忘れることにした。←単純



俺らがたどり着いた砂浜の海岸以外は岩場やった。

スゲー。岩ばっか。



泳いでると足元にウニ発見。

「ウニやー!」←大喜びの俺

「持って帰ろ」←S



でも俺らは裸で袋も何もない。

海水パンツしかはいてないし。

海水パンツのポケットに入れるという裏技も考えたけど

間違って座ってしまったときが大変。



尻から血を出しながら

「なんじゃこりゃー!」

なんて言いたくないし。



しかたないので泣く泣く置いて行くことにした。

俺 : 「場所憶えてて後で採りにこよ」

S : 「せやな」



でもこんな岩ばっかりのところで場所なんか憶えれる訳がない。

場所の判別不可能。

ウニに2度とお目にかかることはなかった。



大体2時間ぐらい泳いでたら1周できた。



めっちゃ疲れた。

やから寝ることにした。



グー



食って、遊んで、寝る。

なんて贅沢な時間。無人島は時間が止まってる場所のような気がする。



そして晩飯の用意をする。

今日のおかずも缶詰。

でも今日は肉系の缶詰。

コンビーフっつうものをはじめて食べた。



話には聞いていた食品。塩漬けにした牛肉を蒸し煮にした保存食。

ちなみにコンビーフっつうのはコーンビーフが正確な名前。

コーンは「塩漬けにする」って意味らしい。

コンビーフを開発したウィルソンって人があのくるくる回して開けるやり方を考えたらしい。



っつうことでくるくる開けてみる。

クルクルクルクルクル.................



食べてみた。

モグモグモグモグモグ.................





まずい!べりーまずい。



なんでこんなものが人気商品なん?

甚だ疑問や。



今日はスープにコーンスープを飲んだ。

1個のコップに2袋入れてめっちゃ濃くして飲んだ。

めちゃめちゃうまかった。



そして食後にインスタントコーヒー

幸せやねー。

いろいろ飲物を持って来ると幸せになれる。



飯を食った俺らは海水で歯を磨いてから寝た。

その日も9時前には寝てた。



無人島放浪記5

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